Flower Lesson

水あげの準備

水あげとは

切り花を長持ちさせるためには、花に十分に水を行き渡らせることが必要です。花は茎の中にある「導管」を通して水を吸い上げます。この導管が詰まっていると花は十分に水を吸い上げることができずに枯れてしまいます。茎をカットしたり水を吸いやすくしたりする作業を「水あげ」といいます。

用意する道具

花専用のハサミやナイフが市販されています。茎や枝を無理なくカットできるように考えてつくられたものです。花バサミ一つあればほとんどの花材をカットすることができますので初心者にはオススメです。また、花屋さんでは、切れ味の鋭いフローリストナイフを使うこともあります。花バサミに慣れてきたらフローリストナイフを使ってみると便利でしょう。

花バサミ

花バサミは通常のハサミよりも刃先が短く、グリップ部分が大きめにできています。グリップの外側の凹みに指をかけることによって余分な力を入れずに無理なく使うことができます。使い終わったあとは、濡れたままにしておくとサビの原因となったり、刃先の汚れが原因で切れ味が悪くなってしまいますので乾いた布で拭くなどしっかり手入れしましょう。

花バサミ

フローリストナイフは通常のナイフやカッターよりも刃先は短く、刃が鋭いのが特徴です。花バサミよりも切れ味が鋭く、切り口がシャープに仕上がるので水の吸い上げがよく、花持ちもよくなります。刃先の形状は、カーブしたものと真っ直ぐなものの2種類あります。

花バサミ

水の中で作業がしやすいようにバケツやボールを用意します。また手入れした花材を入れておく花瓶などもあると便利でしょう。

下準備

葉が水に浸かっていると腐りやすくなり水が汚れてしまいます。水あげの前に余分な葉や茎、傷んでいる部分を取り除くことで花に効率よく水を行き渡らせることができます。また細かく枝分かれしたスプレー咲きの花材の場合、小さすぎる緑色の固いつぼみはそのままにしておいても咲く可能性はほとんどありません。他の花に栄養を行き渡らせるためにも間引きするとよいでしょう。

花バサミ

キクなどは葉の付け根部分を持って下方向に折り、割れ目を入れてから斜め上方向にむしりとります。

花バサミ

バラの葉は、葉の茎の根元部分を持って下方向に折り曲げてとります。

バラのトゲをそのまま残しておくと手を傷つけたり、他の花材の葉や茎を傷めたりそこからにじみ出た汁で水を汚してしまう可能性がありますのでとり除いておきましょう。

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